リタイア後の移住あれこれ

2022年7月27日水曜日

リタイア生活実践

t f B! P L

仕事をリタイアしたら心機一転、移住を考えている方も多いことでしょう。

主に東京圏のような住居費が高い地域から、地方の小都市、もしくは農村などへの移住を検討する方が多いのではないでしょうか。

あこがれののんびりした晴耕雨読の生活。小さな畑で採れる野菜や新鮮な魚介類。滋味溢れる食卓に「生き返った!」と思う方もいるのかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください。

地方では小都市部であっても基本は近隣への監視社会です。本人は気づかないところで近所のメシウマ話のメインディッシュになってしまうこともあります。本当にどうでもいいことをつぶさに監視し続け、あることないこと尾ひれがついて情報リリースされます。ある地方の話ですが、たまたま移住者本人が移住者についての悪い噂を耳に入れ「全く身に覚えが無い。まさか自分の事ではないな」と思っていたところ、地域の集まりでさらっと「あんたの事や」と言われて戦慄した、という話を聞きました。自分では地域に溶け込んだつもりでいても、わざと「泳がされている」こともあるのだと改めて恐ろしくなりました。

おそらく、うわさを流す人たちには悪気はないのです。娯楽の少ない田舎(地方小都市含む)とは「そういう所」なのです。地方都市出身の私が言うので間違いないです。私もいろいろそれに類する話は見聞きしましたし、その後、進学や仕事でいろいろな方と長年お話しする中で、ほとんど全国の地方で大体同じような感じなのだと確信するに至っています。

中核都市以上になればこういった傾向は薄まりますが、もし移住するとしてもせめて政令都市以上の都会に住む方が無難です。

一方で、逆に地方から定年後、便利な東京に住みたいと言って移住する方も一定います。ある程度裕福でマンションを買ったりしてアーバンライフを楽しみにしています。それは良いのですが、「こんなはずじゃなかった」という人たちが結局、地方に帰っていく例もあるようです。

まず、地方の人は基本車社会です。近所のコンビニすら車で行く人がほとんどです。この人たちが、車を手放し東京に住むと、駅や地下鉄の上り下り、広い商業施設内の移動で思いのほか歩くことになります。これが年配者には意外に堪えるのです。また都内には坂道が結構あります。都内の各所に出かけるのも体力を使うものです。

現にせっかく東京に住んでいるのに部屋からほとんど出ずに引きこもりみたいになっている人を知っています。

当たり前ですが、移住の事前検討は十分にして、できればお試し移住などを経て納得してから移住した方が良いですね。

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2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

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