どんなに上司や同僚や顧客が嫌な奴でも、最後まで友好的でいましょう。退職予定日の2か月くらい前には申し出てきちんとマニュアルを作り、引き継ぎの用意を行うことを宣言しましょう。「いや、そんなの無理! 話をしたくもない!」という場合でも、あなたの余裕ある態度は”敵に塩を送る”ことで憎むべき相手も困惑します。うまくいけば下手に出てくるようになります。
人間、どこでどう繋がっているか分からないもので、退職後に前の会社とビジネスで縁ができたり、独立起業後も前の会社から仕事をもらったりという例も枚挙にいとまがありません。
・もらえるお金はしっかりもらう準備をする
まず、そこそこの勤続年数があって多めの退職金も出る方なら、勤続年数に1月か2月かプラスしたタイミングを退職時期にすると税金が少し節約できます。退職所得控除を計算する時に年単位に切り上げますので、例え1月でも1年に切り上げて控除額が算出されます。
あとボーナスは、支給日現在の在籍を支給条件にしているケースが多いですから、注意しましょう。
また、カフェテリアプランなどで年間ポイントをもらっている場合も、ポイントを消化しきってやめた方が有利になる場合が多いです。
いろいろと自分の会社の規程を見直し、自分が活用していない制度などがあれば早め早めに使うようにしましょう。
・できれば会社都合で辞める
会社都合で退職すれば失業給付の受給で有利になったり、国民健康保険料が減免になったりする場合があります。
ウソは絶対に許されませんが、職場でこんなつらい目に遭っていた、コロナの影響で就業環境が著しく悪化した、というように「本当はやめたくないんだけど」ということがあれば、退職時に人事担当者に相談してみましょう。離職証明書発行時に会社都合としてくれるかもしれません。離職証明書が自己都合となったとしても、ハローワークに初回に行った際に、「実は職場でこんな嫌がらせを受けていた」とメールの写しやLINEの履歴などを示したり「職場の〇〇さんならこの間の事情を見聞きしています」と相談することで、会社都合として認めてくれる場合があります。
ただしくれぐれも作り話やウソはだめですよ。