パワハラが多い職場
それはズバリ、「閉ざされていて」「優越感を感じる機会が多く」「正義感が強い人が多い」職場です。
具体的には、警察、学校、消防、自衛官、医療職、といったところが代表でしょうか。
これらの職種には尊敬すべき人が多くいるのも事実でしょう。粘り強く捜査して事件を解決してくれる警察や災害時に身を犠牲にしてまで救助に力を尽くす消防や自衛隊の方々。難しい病気を治してくれたお医者さんや励ましてくれた看護師さん。人生を決定づける大事な相談に乗ってくれた教師・・・
いや、だからこそ身内に厳しくなりがち
閉ざされている世界では「自分たちの理屈」が優先されがちです。例えそれが、おかしなものであっても、そもそも外部の人との人材交流が起こりにくい職種ですから、内輪の理屈のおかしさが指摘されづらい。
また、自分たちの職種外から感謝されたり一定の権威を持つがために畏怖される機会が多い人たちというのは、気づかぬ内に他人への優越感が芽生えがちです。警察の職質には多くの人が従順に答えるでしょう。教師に命令されれば大人しく従う生徒がほとんどでしょう。医者に口答えする人も少数でしょう。だんだんと「万能感」が出てきても不思議ではありません。
これらの職種は正義感が強い人が多いです。社会のため、人のため、自分たちの組織のため・・・ 組織内の理屈にも忠実です。
更に自己の肯定力が高まってくると、やがてそれは、善意とはいえ、身内への強要に繋がりやすくなります。
他の職種でも同じです
もちろん、上の職種の人たちの中でも節度をもっている人がほとんどなのは分かっています。ただ、パワハラに陥りがちな条件が揃っている職種であることは否めないです。
これは、他の職種でも同じです。「閉ざされていて」「優越感を感じる機会が多く」「正義感が強い人が多い」に近い条件が揃っているようでしたら、要注意です。