在職中に良く感じていたことですが、難しい言葉や事象を簡単な言葉で簡潔に説明する人は本当に頭が良いのではないか、ということです。
反対に難しい用語やめったに人が知らないようなことはよく知っているのですが、「そ、それはいったいどういうことなのですか?」とこちらが聞いても、更に訳の分からない言葉でかぶせてきたり、むにゃむにゃ口ごもったり、ついには「こんなことも知らないの?勉強不足だ!」などと逆切れしたりして周囲を唖然とさせる人もいます。
端的に正しく説明できる人は、対象のことを良く理解しています。また、普段から何事も準備が良い方が多いように思います。おそらく頭の回転が速く、様々なことの段取りが効率的に計算されているのでしょう。もはや芸術の域に達して他人を陶酔させてしまう人すらいます。
自分もかくありたいと思ってきましたが、やはりそこはもって生まれた能力も関係しており、努力だけではいかんともしがたいものがありました。
話は少し跳躍しますが、テレビで見るお笑いタレントなどでも、長く売れている人というのは言葉のセンスが抜群ですね。むしろあまり余計な難しい言葉は言わない。誰もが使う簡単な言葉を絶妙なタイミングで繰り出して笑わせます。
難しいことを難しく話すのは凡人。難しいことを簡単に話すのは賢人。といったとことでしょうか。