未だに残業が評価のバロメーターとは!

2022年8月20日土曜日

労働

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もはや絶滅危惧種だと思われていた残業至上主義者が至る所で生息していることを知りました。

会社組織を離れて2年以上が経ちましたので、この間、社会ではリモートワークの推進や働き方改革により、相当な業務効率化が進んでおり、残業も減っているのだろうと漠然と考えておりました。

ところが先日、知り合いとの会話の中で己の楽観ぶりに痛撃をくらわされました。リモートワークや働き方改革の恩恵を受けているのは労働組合員層である平社員ばかりで、非組合層である中間管理職層はむしろ残業や休日労働が増えてしまっているとのことでした。

というのも、コロナ禍で毎日、部下のコロナ罹患の有無を確認して総務に報告したり、リモートが続いてメンタル不調になった部下のケアや対処、これまでは口頭で済んでいたことも一つ一つ様式に落とし込んだり、合間にはIT音痴の役員や本部長などからのくだらない電話指示・・・本来の業務以外のことで本当に忙しくなってしまっているようです。

ようやく自分の仕事ができるのは、就業時間後や休日であり、文字通り残業が増えてしまったそう。むしろ会社で残業していた時には残業に集中できましたが、これが自宅でとなると家族もいて変に気を使ったり使われたりして作業効率もかなり落ちるとのことでした。

非組合員の管理監督者は時間外勤務については除外されます。従って、いくら残業をさせてもいいのだという誤った考えの上級役職者がいまだに多いです。実際は安全配慮義務からは逃れられないのですがね。

今や働き方が良く見えないリモート勤務下においては、残業が少ない管理職は何かサボっていて、残業が多いほどよくやっている管理職であると安直に判断されてもおかしくない状況になった、と知り合いは嘆いておられました。

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2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

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