義務教育って未来永劫続く仕組みなんですかね。
そりゃ、全く役に立たないとは言いません。国全体が貧しかったころは、一律的に学力や体力を向上させたと言えるでしょう。戦後の食糧難には脱脂粉乳やらコッペパンが子供の空腹を満たす役割を担ったでしょう。集団行動の中で己を高められた人も多いでしょう。
でもそんな人ばかりではありませんよね。いつまでも集団行動を訓練され、お昼に同じ物を食わされ、理不尽な教師や悪ガキの言いなりにならなくてはならないのか、ものすごいストレスフルな生活を送っている数も相当だと思います。日本のように同調圧力がいたるところで発揮されている社会を作っている源が、小中学校じゃないでしょうか。
不登校児は未だに「学校生活・集団生活に順応する力が欠落している」とネガティブな扱いですが、不登校児こそ、人間として健全な反応だとすら私は思います。
もういい加減、本当に個が尊重されるようになっていかないといけないと思いますがね。
というわけで夏休みが終わりに近づくと、ものすごく憂鬱になる子供も増えてくると思います。そんなに子供を追い込むなんてほとんど大人の責任ですよ。
義務教育なんて実にくだらない。学校なんてたまに受けたい授業、参加したいイベントに少し顔を出すくらいの選択制でいいと思います。でもそうなると学校や家庭以外の居場所を、もっと整備しなくてはいけないでしょうね。私塾やフリースクール、自然教室、レクレーションやスポーツサークルなど。興味に応じて少しづつ参加できるような。
以前、新学期を前に学校に行きたくない子供に図書館に来るよう呼び掛けていた公立図書館がありました。ニュースを見てとても感激しました。簡単ではないですが、こういったところが少しでも増えていけば救いになるのではないでしょうか。