第二派が落ち着いた同年9月下旬、GOTOトラベルの後押しもあり、四国旅行に出かけました。昔高松でうどんを食べたことがありますが、四国の思い出はそれだけです。
コロナ対策は万全の一人旅で、人との接触はほとんどせず、食事もホテルへの持ち帰りにとどめるなど極力気を使いましたが、とても楽しい旅でした。
と言いたいところですが、実はテンションが上がっていた私は初日にとんでもないやらかしをしてしまいました。
念願のサンライズ瀬戸号で朝の高松市に到着し、早速啜ったうどんの旨さと栗林公園の美しさにリタイア生活の実感が相俟ってアドレナリンが脳内に出まくった状態になりました。そのまま琴平神社(こんぴらさん)に向かった私は、あの急角度の1000を超える石段を奥社まで一気に登り、参拝もそこそこに一気に降りてきてしまったのです。
若者気取りで調子に乗りすぎました。あらゆる人から「こんぴらさんは無理せず、ゆっくり」と警告されていたのですが。。。
階段を降りる途中から足に違和感が出て、そのまま宿泊地の高知市へ列車で向かいましたが、もう夜から痛くてたまりません。翌朝、ついに足が動かなくなりました(ものすごくゆっくりなら動く)。ホテルの方に教えてもらい、近くの薬局で鎮痛剤と湿布を買い、処置すると痛みがやや治まりました。
その後無理しない範囲で高知市内と桂浜を見て松山市へ移動しました。松山では道後温泉に浸かり、ゆっくりと足を温めて一泊過ごしましたらほとんど痛みは無くなりました。そして松山城や坂の上の雲記念館を観て飛行機で帰京しました。
高知の桂浜では、坂本龍馬像が少しあきれたような顔で私を見下ろしている気がしてそそくさと退散してしまいました。
四国はとても過ごしやすく食べ物もおいしい、優しい人が多い良いところでした。次回は徳島を中心にゆっくり回ってみたいと思っています。