ホワイト企業なら安心という気持ちが分からない

2022年9月20日火曜日

労働

t f B! P L

ホワイト企業とブラック企業の定義というものもなかなか明確でなく、どちらかというとそこに属する方の勤労価値観や金銭価値観、生い立ちや家族との人間関係まで様々な要素が絡み合っているような気がします。

すなわち、大部分の人にとっては長時間労働で福利厚生も無く、休みも取れないブラック企業と感じられる会社が、特定の方々にとってみると、魅力あるカリスマ社長の下で仕事ができる喜びや自身の成長、若くして得られないような報酬を手にするといったこの上なく働き甲斐のある会社である場合もあります。

今を時めくホワイト大企業も、かつてはカリスマ経営者による”ブラック的な”働き方によって急成長し規模を拡大した歴史があろうことは想像に難くないと思います。

今では子供の就職先に親が口出しすることは珍しくも何ともありませんが、やもすると親の側が昔の価値観で「安定した」「休みが多い」ホワイト企業への就職を希望するケースも多そうです。

いわゆるホワイト企業にも問題は多々あります。経営が無責任だと感じたり、生ぬるくて自身が成長しない、と言って若い人でも結構辞めています。まあ就職したい本人が、メリットデメリットを承知した上で「ホワイト企業」を選ぶのであれば、それはとやかく言いません。

しかし、ホワイト企業だから安心安定の未来が約束されているわけでもなく、ブラック企業だから奴隷労働や洗脳労働に永遠に繋がれっぱなしとも限らないわけです。数年たてば、ホワイト企業とブラック企業はオセロのコマのように簡単にひっくり返ることもあるのです。

要はあまり他人の評価に振り回されず、若いうちは経験値を積むこと。あ、こりゃまずいとこに就職しちまった、と思えば辞めればいい。こんな心持ちで挑戦してみたいところに挑戦することが結局は後悔が少ないような気がします。

自己紹介

自分の写真
2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

ランキング参加中

このブログを検索

ブログ アーカイブ

カテゴリー

QooQ