東京の狭い住宅に住む人は可哀そうなのか

2022年9月24日土曜日

リタイア生活実践 日常

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しばらく前に新聞(週刊誌だったかも)のよろず相談コーナーに、東京都内在住の方からの相談が載っていました。

その方は、とある地方(田舎)出身の女性で、東京で就職し、やがて結婚し子供も生まれたばかり。今は都内の2DKのアパートで家族三人堅実に暮らしています。幸いに大家さんやアパートの住民も良い人ばかりでスーパーや公園が近く、とても住みやすさを感じていました。

子供が学校に上がるころには小さな中古マンションでも買えればいいな、と夫婦でよく話し合って計画的に貯金をしていたとのことです。

しかし、小さな事件が起きます。

女性の田舎から伯父伯母コンビが上京して、子供の顔を見にアパートに寄ったことがありました。

断わっておくと、伯父伯母は田舎にいたころ女性をとても可愛がってくれており、地域でも世話役をするなど特別悪人ではありません。

ところが、アパートに入るなり伯父は「こんな狭いところ、息もできないじゃないか!ウサギ小屋、タコ部屋で育つ子供が哀れだ! 田舎に帰って来い。」とエラい剣幕で怒り出し、伯母は横で「こんな家で、可哀そう・・・」と涙ぐんでいる様子。

女性は、確かに広くはないが今の自分たちには十分であり、生活環境も便利で申し分ない、と何度も説明しますが、全く聞き入れられず、ついに女性も怒って大喧嘩になってしまった。どうしたら良いだろうか、とのことでした。

これに対する回答は、「双方でよく話し合って・・・」という何とも毒にも薬にもならない回答でした。相談者がかわいそうです。

私が思うに、これは理解し合うのは無理でしょう。田舎の人は広い家と広い庭がステータスのようなものですし、そこに合理性や資産性などという考えは微塵もありません。

幸せは人それぞれなのだから、適度な距離感を持つ都会で伯父さんや伯母さんのことは当分気にせず過ごせばいいと思います。

おそらく数年経てば、伯父伯母もケロッとしていると思います。

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2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

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