乗り放題パス(面倒くさいので以降こう言います)は、自動改札機でもスムーズに通過でき、特別切符にありがちな、いちいち切符を駅員に見せる作業も必要なし。余計な気遣いも要らず快適に列車の旅を楽しめます。
私の旅の目的は、①鉄道になるべく長時間乗る ②東北6県と新潟県、長野県を回り県庁所在地で下車して土地のグルメを味わう(行ったことのある盛岡市、福島市、長野市は無理せずパスしてOK) ③観光は宮城県の松島海岸と青森の三内丸山遺跡のみ としました。
のんびり行き当たりばったりでもいいかな、と思ったのですが計画を立て始めると几帳面な性格が出てしまいました。
さてさて、10時過ぎに山形市に到着です。新幹線は福島駅で切り離され主に山形県内は在来線を走ります。高速ではあるのですが、いかんせんそれまでの東北新幹線のスピードが凄まじいので何やらゆっくりに感じます。それでも秋の山々や眼下に流れる清流の景色は、心の底から気持ちが和みます。
清潔な山形駅の周辺を少しぶらりとして、11時になりましたら山形駅ビルの中にあるそば処三津屋さんにて「冷たい肉そば」をいただきます。キュウリが入ってさっぱりと、でもコクのある汁が、お蕎麦と噛み応えのある鶏肉と相まってしばしの極楽でした。
ああ旨かった、と独り言ちながらすぐに移動です。正午前にはJR仙山線に乗り込み途中仙台で乗り換えて松島海岸へ向かいます。驚いたのは電車に乗り込む人が多かったことです。でもそれは途中駅の山寺駅で下車する人がほとんどでした。私は今回は山寺には目もくれません。14時過ぎに松島海岸駅に到着。移動中にネット予約した遊覧船の発車時刻15時までしばし名物の焼き牡蠣などを食して待ちます。遊覧船は本来は1500円だそうですが、ネット予約していくと900円で買えました。
船は1時間ほどで湾内を回りました。いやはや思った以上の絶景でした。「ようやく日本三景を制覇した」と船内で小さくガッツポーズです。全く困ったおっさんです。
あ、船は湾内ということもありほとんど揺れず、遠くを見ていれば良いとのことでしたのであまり手元や船に近いところは見ないようにしておりましたら全く大丈夫でした!
アドバイスいただいた方、ありがとうございました!