実はとあるコミュニティーから個人的な伝手で中高年のキャリアプランの見直し、みたいなテーマの講師を依頼されました。
私は社会人になってから人前で話をする講師みたいなことはよくやっていましたし、報酬も払います、とのことでしたので正直心が揺れかけましたが、やはりリタイア生活は何物にも代えがたく丁重にお断りいたしました。
それでも「気軽にざっくばらんと話をしてもらえば良い」と食い下がられ、挙句に「こんな条件を断るとは信じられない」「ここで実績を示せれば講師の仕事が次々に舞い込むよ」などと言われる始末。
まったく、こんな価値観が合わないとわかっている話を聞いてみただけ私が馬鹿でした。先方も断られることは想定外だったようで、少し必死になってしまったこともあるかもしれません。
私は改めて、自分は資産運用をしており金銭的には困っていないこと、気軽にとはいえ人様にお話しするのには自分なりに責任を感じるので自分はもう砂粒ほどのプレッシャーにも耐えられない、ということを言い伝え早々に去りました。
まあ、理解してもらおうとも思っていません。まだ十分働けるのに敢えて働かないことのすばらしさが分からない方には、なるべく近づかないようにした方が良いですね。改めて実感しました。