最初に断っておくと、阪神が嫌いなわけじゃないです。今は特にひいきチームはありませんが、若い頃は阪神の大ファンでした。ですから今でも相対的に好きなチームなのです。
そんなチームでもペナントレースで5割に届いていないにもかかわらず、2位のチームに代わって日本シリーズに出る可能性が残るというのは、「一体あの半年にわたるペナントレースは何だったのか。」と率直に思います。
もちろん、阪神はルール通りに戦ってフランチャイズチームを破ったわけですから、何ら責められません。ファンも嬉しいでしょう。
クライマックスシリーズ自体は、面白いですし、惜しくも優勝を逃したチームが日本シリーズに出るチャンスがあるというのは、夢のある話です。
但しペナントレースが主体であるならば、更に日本シリーズへの逆転出場に夢を持たせるなら、特にしっかりと2,3位にはハンデの差を設けるべきだと思うのです。
2位はフランチャイズで試合できるから、というのは果たして有利なのでしょうか。地元の大声援の中で試合ができると言っても逆に変なプレッシャーにならないでしょうか。ビジターでも遠方から応援に駆けつけてくれた肩身狭そうな応援を見て選手は奮い立つのかもしれません。否、地元では常に激しいヤジにさらされる阪神メンバーからするとハマスタではむしろノビノビ野球ができたのかもしれません。
まあ、この辺りは確たるエビデンスもありませんが、セリーグでは6期続けて2位チームが3位チームに負けているらしいですから、2位への1勝のハンデ付与など考えないと、その内ファンから不満が噴出するのではないか、と思います。