難病で長らく闘病されておりましたので、あまり大きな驚きはありませんが、何か心の中に大きな穴が開いたような感じがします。
私にとっては昭和50年代の少年期を、それこそ娯楽が少なくましてやネットなど無い中、金曜夜8時にテレビに嚙り付いてプロレスに熱中していたものです。
猪木、タイガーマスク、長州、前田など、翌日の土曜日の学校は新日本プロレスの話題で持ちきりでした。
まあ、プロレスとは何か、ということを論じだすとキリが無いので横に置きますが、猪木氏は常に世間をあっと言わせることを仕掛け続け、今の時代ならコンプライアンス違反でできないようなことを色々やってきました。
もちろん、面白くて当たることもありましたが、大抵は大外れだったり、ドン引きされたり、騒動を起こすことも多々ありました。
亡くなってからのTV番組などを見ているとプロレスラーとしての猪木氏と合わせて国会議員としての紹介が多かった印象を受けます。
国会議員としての活動にも毀誉褒貶ありますが、間違いなく事態打開のためとにかく行動を優先させる人でした。
亡くなるまでいろいろな活動に前向きで、リタイア生活に入っている私とは正反対の生き方ですが、いろいろとその生きざまには感化されてきたことは間違いありません。
心からご冥福をお祈りしたいと思います。