悩みの多い部下との接し方に悩んだ

2022年12月5日月曜日

経営 労働

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あまり具体的に細かくは書けないのですが、かつての私の部下に可哀そうなくらい悩みを抱えた方がいました。

優秀な方だったので、7名程度のチームを纏めていたのですが、家庭の問題をいくつか抱えておりました。しかも、問題の原因が本人に非が無いものばかりでしたのでちょっと気の毒なものでした。

問題対応のため、早く帰宅しなくてはならない時もありましたので、私は事情を聞いておりました。

さすがに家庭の、しかもちょっと一筋縄ではいかない問題だったので、私も抽象的なアドバイスしかできず、あとは励ますだけでした。

本人も何かと自力に頼むきらいがありましたので、あまり器用ではなかったのかもしれません。

そして、更に問題が大きくなってしまいました。あまり事情を知らないチームのメンバーたちが不在がちなリーダーに不満を持ち、各々勝手に動き始め、チームが崩壊してきました。

これは、私の責任でした。もう少し早くリーダーを代えるべきでした。優秀な人間だったので、どこかで交代させにくく、変な気の使い方をしてしまっていました。

結局私は、タイミングを間違え、問題を大きくしてしまいましたので、そのチーム全体に謝りました。

私なりに悩んでいたこと、詳しくは話せないが、リーダーが私生活で相当困っていたことを率直に話をし、とりあえず理解はしてもらいました。

リーダーは私が兼ねることになりましたが、しばらくしてリーダーだった方は離婚して会社も辞めてしまいました。いろいろなことが噂になってしまい、居づらくなってしまったようです。

退職する時もしっかり私のところにあいさつに来たので、本当に失うのが惜しい人財だと思いましたね。

その後、無事に再就職したとのことで、その時は取りあえずはホッとした次第ですが、「果たしてあの時に自分が他にできたことはあったのだろうか」と、今でも苦い思い出になっております。


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2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

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