リタイア後の健康保険をどうしていくか(その2 ~働く人編~)

2022年8月23日火曜日

リタイア生活実践

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さて、会社を辞めたものの、また働く方もいるでしょう。そういった方の健康保険について少し考えてみました。

まず、ガッツリフルタイムで再就職する場合。これは検討の余地無しです。法定通りその会社で健康保険に加入です。自分で法人を設立する場合も同じです。

次に、パート・アルバイトで働く場合。社会保険に加入しない程度の労働であれば、前回の「働かない人」の選択肢でいいのではないかと思います。但し、国民健康保険が減免の対象にならず保険料が高くなる可能性があります。

そして最後に個人事業主やフリーランスで起業する場合です。これが少し選択肢が多くなります。

低収入を予定しているのであれば、パート、アルバイトと同じように考えていただいて構わないと思いますが、問題はそこそこ収入が上がる人です(年数百万円とか)。

というのは国民健康保険の保険料は、収入が上がれば上がるほど増えていき、上限があるとはいえかなり働いている人の健康保険に比べて高額になります。

そこで対策として一つは国保組合に加入することです。但し、国保組合が設立されている業種の団体に加入しなくてはなりません。業種は飲食や建設、芸能や一部士業などです。保険料は年収に寄らず一律なので収入が増えても安心です。

もう一つは、個人事業主としての仕事以外の仕事でマイクロ法人を設立し、こちらで役員報酬を低く設定することにより社会保険料を抑え、全体の収入の過多で社会保険料が振れないようにするものです。

但し、このマイクロ法人は節税にも使われることが多く、法改正にも注意が必要です。いずれにせよ法人化すれば税理士さんのお世話になるかと思いますから、よくよく遵法に留意して相談しながら進めた方が良いでしょう。

以上、厳密には正確ではない個所もあるかもしれませんので、ご参考程度に留めていただければ幸甚です。

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2020年3月に52歳で30年勤めた会社を早期退職。 資金も目標に達したので日々呑気暮らしをしています。

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