年賀状のやり取りはもうやめてるよ、という方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
デジタル時代に、紙でしかも個人情報丸出しの年賀状が廃れて行くのはやむを得ません。
かくいう私も数年前から年賀状を減らす取り組みをしてきました。
転勤族でしたから公私で全国に知り合いが増え、付き合いがあまり深くないのに年賀状のやり取りをしているだけで200枚くらいになりました。
そこで、「お互いに馬鹿馬鹿しいので、年賀状はもうやめませんか?」という意思表示をしてきました。中には先方から、もう年賀状はやめます、という連絡が来たものもあります。
そして約90%の削減に成功しました。
が、一昨年くらいからそこで止まっています。頑なに年賀状をやめない方々が20人ほどいらっしゃいますから。
しかしこれはもう諦めました。お互いのためにと思っての年賀状削減方針でしたから、相手が年賀状を望む以上、こちらもよろこんで出すくらいの柔軟性は持とうと思います。
20枚程度であれば時間もかかりません。
一昔前、どこかの大手企業の役員だったかの人が、退任後、急にお正月に来る年賀状の数が激減して気を病んでしまう、という話がありました。
年賀状とは、かくも日本社会ではステータスを図るバロメータになっているのか、とびっくりした覚えがあります。そう考えると、やはり年賀状は当分は無くなることはないのかもしれませんね。