リタイア後はコロナ禍もあり、あまり飲み食いに出かけていません。それでも定期的に幾人かの方とは会食する機会があります。しかし、元の会社の人たちとはごく仲の良かった人を除いて連絡は取っていません。こちらがサラリーマンの舞台を降りてしまった以上、価値観などがずれていることは必定で、変にマウント合戦みたいになるのも嫌だからです。
そのような中、私よりも数年前に退職して今は外資系の会社で重要なポジションについている私より若干年下の元同僚がおり、先週末に会食に出かけてきました。
元同僚とは数か月ごとに近況報告をしあうのですが、人柄が謙虚で教養深く、話していて飽きません。現況下での働き方改革の実情など実に興味深い話を聞くことができ、大いに刺激になりました。他にも政治経済社会についてとりとめもなく話をしておりました。
元同僚はいつも、リタイアした私のことをうらやむでもなく、けなすでもなく良い距離間でいてくれるのですが、今回はいきなり「自分も会社生活を終わらせるかもしれない」と真剣な表情で言われました。やはり50歳を過ぎて色々と思うところがあるようです。
いつも楽しそうに仕事をしていたので、びっくりしました。日系の会社で人間関係が面倒になり、外資に転職したものの、外資は外資でいろいろあるようですね。
退職したら、興味ある分野を勉強するために大学院を受験したいと言っていました。いやあ、素晴らしい。でも悔いのないように、と言っておきました。充実したリタイア生活を送るには十分な事前準備が必要ですから。
今後も定期的に情報交換をしていきましょうということで解散しました。次回からは元同僚のリタイアに向けた相談を受けるかもしれません。できる範囲で協力したいと思います。